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12月09日-一般質問-06号

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  1. 裾野市議会 2022-12-09
    12月09日-一般質問-06号


    取得元: 裾野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-05
    令和 4年 12月 定例会             令和4年12月         裾野市議会定例会会議録第6号                          令和4年12月9日(金)                          午前10時 開 議    日程第1 一般質問(12番・14番)〇本日の会議に付した事件…………………………議事日程に掲げた事件と同じ〇出欠席議員…………………………………………議員出席表のとおり〇説明のため出席した者……………………………出席表のとおり〇出席した議会事務局職員…………………………出席表のとおり             議          事                       10時00分 開議 ○議長(中村純也) おはようございます。出席議員は定足数に達しております。  ただいまから本日の会議を開きます。 △日程第1 一般質問 ○議長(中村純也) 日程に基づき一般質問に入ります。  12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) それでは、一般質問を行います。今回は、大きな質問2、2つでございます。  まず、そのうちの1、裾野市独自のヤングケアラー実態把握と次の支援策を考えるべき。今までのヤングケアラーに対しての一般質問の答弁は、当市にもヤングケアラーは存在している。ヤングケアラーという言葉も概念も分からず、自分自身ヤングケアラーであるということの自覚もない子が多く、プライバシーにも関わる大変ナイーブな問題であり、担任の先生も分かりにくいという内容のものでありました。  総務省では、ヤングケアラー実態把握と対策の必要性を各県へ訴え、要請していたことにより、静岡県ではヤングケアラー実態調査を行い、小学5、6年生から高校3年生までの23万5,458人から回答を受け、回答率は91.6%でありました。その中で、ケアをしている家族がいると回答したのが1万782人であり、当市では148人の児童生徒ヤングケアラーに当てはまるとの県からの調査結果報告でありました。  ヤングケアラーの認知度は、1年前と比較しますと、知っているとの回答が増えていると思われますが、聞いたことがない、もしくは聞いたことがあるが、内容は知らないと答えた数もまだまだ多いと思われます。昨年、文科省、厚労省が連携してヤングケアラーの支援に向けた福祉・介護・医療・教育の連携プロジェクトチーム報告を公表いたしました。その中で、このプロジェクトチーム学校教育に求めていることは、ヤングケアラーを把握する取組及び支援・理解・啓発の推進であります。早期に実態を明らかにし、その後には対策を次の段階に進めなければなりません。そこで、以下お伺いをいたします。  (1)、実態把握のための当市独自のアンケート調査実施の見解について、関係する部署にお伺いをいたします。 ○議長(中村純也) 答弁を求めます。  教育部長。 ◎教育部長勝又明彦) おはようございます。お答えいたします。  今年度、県が実施した調査により、ヤングケアラーと考えられる児童生徒の把握ができておりますので、市独自にアンケート調査を実施する予定はございません。学校では、ヤングケアラーの把握にとどまらず、児童生徒家庭環境生活状況の把握に努めております。  以上です。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) 答弁ありがとうございます。関係する部署に伺うということですので、あと関係する部署ありましたら答弁願います。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 健康福祉部でございます。1の(1)でございます。  独自アンケートも当然大事でございますけれども、アンケート正確性を担保するための教育啓発、これも必要だと思っております。今回、県の実施する調査によりまして把握ができているということもございます。こういったところもございますので、こういったところを生かしながらいきたいなというふうにこちらでは思っております。  以上です。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) それでは、2回目です。県からの報告によりますと、裾野市のヤングケアラーと思われる児童生徒は148人とのことでございました。この148人という数字の把握ができているから、市の独自の調査は実施しないということにつながると考えるのは、いささか短絡過ぎではないでしょうか。アンケートで回答した児童生徒が、少しでも自分に当てはまると感じたならチェックを入れたかもしれない。ただ、単に親の家事の手伝いをしているのか、それとも両親が共働きで、母親が帰宅するまで家事をしているのか、あるいは障害のある兄弟の面倒を毎日見なければならないから欠席とか遅刻が多いのか、床に伏せた母親の世話をしているからなのかというその辺のところが分からない。  コロナ感染がまん延する以前の家庭訪問を行っていたときには、寝たきりの親がいるとか、祖母がいるというのは、家庭訪問をしている担任の先生は把握することができたかもしれません。別に私は家庭訪問しなくなったことを責めているわけではございません。ただ、そうなった場合に、保護者を学校に呼んでの面談では知られたくない部分とか、そういうものについては話さない確率が多い。そうなると、本当に困っている児童生徒が何人いるのか、支援をしなければならない児童生徒が何人いるのかというのは、把握ができないでしょうと。  でも、先ほどの答弁では、教育部はできているという答弁をいただきました。私は、そこまで把握できていないと感じるから、独自の調査をしなければならないのだと言っています。独自の調査の必要性について、いかがでしょうか。 ○議長(中村純也) 教育長。 ◎教育長風間忠純) 県の調査の活用ということを踏まえての上でお答えをいたします。  昨年度の調査につきましては、個人を特定できるものではありませんでしたが、今回の調査は個人の特定ができ、聞き取りまで行いました。中には子供から、その対象の回答がなくても、教員の日頃の見取りから聞き取りをして確認をしたものもございます。お話のように、昨年度の全ての把握ができているのかといえば、それはできていません。しかしながら、日頃からの信頼関係づくりの下、丁寧な見取りに努めております。こうした中で、調査だけを増やすことは、プライバーシーの問題もあり、慎重に対応する必要があると考えています。以上の点から、現状では県の調査を活用しながらでよいのではないかと考えているところであります。  以上でございます。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) 教育長、答弁ありがとうございます。初めて聞いたことなのです。というのは、私は市独自の調査をしていないから把握できていないでしょうという前提にのっとって質問をつくっているのだけれども、多分学校教育課がやってくださったのでしょうね、聞き取りまでできたというようなこと。そうすると、初耳だけれども、大変うれしいなと、そういうふうに思います。  それでは、この一歩踏み込んでいただいたアンケートというか、調査というか、どのような調査だったのかお答えいただけますか。 ○議長(中村純也) 教育長。 ◎教育長風間忠純) 従前の調査では、手伝いをしているかとかと、そのレベルだったわけですが、それを超えてヤングケアラーと呼ばれるのに近い子供たちはどのくらいいるかということについて考えてみた場合に、小中合わせて17人の子供たちが対象になるというような数字が上がっております。それらの子供たちについては、どのような対策が講じられるかということを一人一人の子供たちにとって考えているというのが現状でございます。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員
    ◆12番(二ノ宮善明議員) ありがとうございます。実は、市はヤングケアラーについて前向きではないなと、実態の把握もしようとしていないと、そういうようなことでいいのかと、それで私、一般質問作ったのです。  ですけれども、通告をしてありますので、その質問の中で軌道修正をしながら、これから学校教育課が個人を特定できる調査をしてくださったということですので、それを念頭に入れて質問をしていきます。  それでは、(2)です。児童生徒ヤングケアラーを正しく理解し、自らの問題として考え、思いやりの心を育むための教育や啓発を推進するためにすべきことは多々あると思います。その辺のところのお考えはいかがでしょうか、お考えを伺います。 ○議長(中村純也) 答弁求めます。  教育長。 ◎教育長風間忠純) ヤングケアラーについての理解を深めるためにということでよろしいでしょうか。            (「はい」の声あり)  調査時に説明するだけにとどまらないで、特別の教科、道徳の授業等を中心にした人権に関わることとして教育活動全体で取り組むことが大切であるというふうに考えているところであります。ヤングケアラーにつきまして、理解、把握、支援の全てをつなげるために、関係課関係機関が連携して取り組んでまいるという所存でございます。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) ありがとうございます。今、答弁いただきました理解と把握と支援ということ、これはプロジェクトチーム学校教育に求めていること、先ほど私言いましたけれども、ということなのですけれども、ヤングケアラーとはどういう子のことをいうのかというのが理解かなと思います。ただ、把握はできていると。把握できていて、17人だと。148人が17人になったということは、数が減ったというようなことは大変私は喜ばしいと、そういうふうに思います。  ただ、支援というところですと、支援までつながっているのかというところが心配になるところが私の思いです。教育的なものと啓発を推進すること、そして支援をしていくことは、それぞれ携わる課が違うのかなと、そういうふうに感じるのですが、教育活動全体で取り組むことと答弁がありました。それは人権に関わる具体的な策について、まず教育長のお考えをお伺いします。 ○議長(中村純也) 教育長。 ◎教育長風間忠純) 人権教育に関しましては、人権教育という分野で教育のほうは取り組むべきかと思うのですけれども、学校におきまして道徳教育とは別に、人権教育の全体計画を作成いたしております。そして、これに基づきまして、お互いを尊重し、個性を認め合う心、あるいは偏見や差別意識を持たない公正さを重んじる心を育てて、人間性豊かな生徒を育成することを目標として現在取り組んでいるところでございます。  また、先ほど申し上げました道徳についてですけれども、道徳の内容といたしまして、自分自身に関すること、人との関わりに関すること、集団や社会との関わりに関することなどが取り扱われております。また、教科の指導におきましては、子供たちが主体的、対話的で深い学びになる授業づくり、これは一人一人を生かすという意味なのですが、そういうような授業づくりを目指しているところでございます。  さらに、付け加えさせていただくと、特別活動という分野がございますが、この特別活動では学級活動児童会生徒会活動学校行事等を通じまして、個性を認め合いながら社会性を学び、自己肯定感の高揚に努めているところでございます。さらに加えるとすれば、総合的な学習の時間というのがございますが、この時間におきましては個人でテーマを設定しながら探求するという中で学ぶ機会を設けているところでございまして、これらの学習などを通じて、人権に関わる指導をしているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) それでは、人権に関わる具体的な策、他の関係部署、何か答えられますか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 先ほど教育長より話ございましたけれども、同じような考え方を持ちながら、支援のほうは基本的には教育委員会教育部と連携をしながら支援をしていく、健康福祉部の家児相のほうで話をしていくような格好になるわけですけれども、そういったところの意味では、人権は第一でございます。子どもの権利条例もございますので、そういったものを含めて対応していきたいと思っています。  以上です。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) ありがとうございます。教育部健康福祉部も頑張ってくださって、考えてくださっているなというのは分かります。実際にどこまで支援しているのかというのは、これから聞いていきますけれども。  それでは、横浜の調査結果の話をちょっとさせてください、教育長。それによりますと、小中学校教職員のうち、半数近くがヤングケアラー、またはそれに近い家庭環境の子供の存在に気づいたことがあるという調査結果がまとめられているのです。今年の3月から4月の2か月間、教職員576人から回答を受けたと。ただ、ヤングケアラーだと気づいた経験があると答えた先生の気づいたきっかけですけれども、きっかけ児童生徒の話からが50%、欠席が多いが37%、遅刻が多いが31%、そのほか忘れ物が多いとか、学力不振だとか、あと衛生面があまりよくないというようなことも気づきの中であったと思います。  それでは、教育長にまたここで伺うのですけれども、さきの答弁で先生方が聞き取りをしてくださったというようなことでした。この子はヤングケアラーではないかと感じた先生が何人くらいいたのかとか、そういう調査も私は必要かなと思っているのですけれども、把握するための調査は児童生徒ばかりでなくても、教職員に対しての調査も必要と感じるのですけれども、その辺は教育長はどのようにお考えですか。 ○議長(中村純也) 二ノ宮議員、(1)に戻ってしまっています。(2)でお願いします。 ◆12番(二ノ宮善明議員) それでは、(3)です。当市には、148人のヤングケアラーが存在していることと、それが判明しました。支援ができている児童生徒はどのくらいなのか心配になります。関連する部署は、予測した数と違って148との報告により、危機意識を持って支援に取り組んでいることだったと思うのです。  先ほどの答弁では17人がということでございましたけれども、その17人の中で支援につながっている人数というのは把握できていますでしょうか。 ○議長(中村純也) 教育部長。 ◎教育部長勝又明彦) お答えいたします。  昨年度の調査結果で、ケアをしていると回答のあった4.3%、148人とありましたが、学年の内訳や個人の特定はされていませんでした。今年度は、ヤングケアラーの説明を丁寧にした上で調査を実施し、該当者に聞き取りまで行い、小学生4人、中学生が13人いることを把握しております。現状では、調査して間もないこともありますが、まずは情報を分析し、状況を確認の上、必要な相談や支援につながるよう関係機関と連携を進めます。  以上です。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) 148人が17人で、その内訳が小学生が4人で中学生が13人と、かなり絞られた数字になりました。大変ありがたいと思っています。ただ、もしかしたら17人にこれから支援をするというようなところでも、17人以外でも支援の網の目からこぼれる可能性の子供がいるのかもしれない。そういうようなところで、それをこぼさないように支援をしていただくことを要望して、私は次に行きます。  今後の県の取組としては、ヤングケアラー相談窓口として県内小中学校、高校に教育委員会を通じ、窓口案内チラシを配布するとともに、学校関係者福祉関係者、地域の主任児童委員などに研修を実施することとしております。また、自治体支援体制構築のため、ヤングケアラー支援担当部署の設置を要請しており、重層的支援体制実施の市町を中心に支援体制ヒアリングを行うと、担当課へ直接出向いてお伺いをいたしました。ヤングケアラー担当部署の設置については、どのようなお考えなのかお伺いします。 ○議長(中村純也) (4)番の答弁を求めます。  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 二ノ宮議員の(4)についてお答えをいたします。  国の方針として、ヤングケアラーの情報は、学校からスクールソーシャルワーカーを通じて自治体へ伝わる流れとなり、集約先は児童福祉部門になるとの報道が8月にありました。ただ、いまだそれ以上の情報がなく、他市町の状況を含めて検討段階でございます。  現児童福祉部門では、担当部署子育て支援課を想定しております。アンケートの結果、支援をどうしていくのか、また子育て支援包括センター子育て包括支援センターなど関係者で協議していくこととなります。今後、旧いきいきホームに開設をされる子ども家庭総合支援拠点、将来的には子ども家庭センターで担当することも想定しておりますけれども、今後示されるであろう国の方針等を踏まえて、組織等については検討していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) 今の答弁で、子育て支援課という話でございました。教育長、それでよろしいですか。            (「ええ」の声あり)  それでは、もう少しお聞きします。 ○議長(中村純也) 今のは聞きますか。 ◆12番(二ノ宮善明議員) はい。 ○議長(中村純也) 聞くですね。  教育長。 ◎教育長風間忠純) 承知をしているところでございます。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) 重層的な支援体制を行うであろう自治体には、支援体制ヒアリングを行うと県のこども未来課から伺いました。当市へのヒアリング等はあったのでしょうか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) ヒアリングについて、ちょっと私のほうでは今確認をしてございません。  以上です。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) それでは、分かりました。  ヤングケアラーに対する重層的な支援については、西中学校の3年生の女子生徒の「わたしの主張2022静岡県大会」で、優秀賞を受賞したことも大変影響していると思われます。あの発表を聞いたら、教育委員会ヤングケアラーと思われる児童生徒を一日も早く支援をして、負担を和らげてあげたいと感じていることでしょう。  議員の皆様には、発表された作品を資料としてお配りいたしました。ぜひお読みください。そして、県からの要請に前向きに対応して、教育計画立案等に生かせるようにぜひしてくださることを期待しながら、この大きな1の質問は終わりにいたします。  大きな質問2、裾野市独自の奨学金制度の創設を考えるべきと質問をいたします。日本の教育への公的支出OECD加盟国の中で最下位であり、日本の大学教育は個々の家計の負担で支えられてきた。大学進学には高額な費用がかさみ、親と相談するまでもなく、自らが進学を諦めている子も数多くいるのではないかと推察されます。我が国の教育については、日本国憲法第26条のひとしく教育を受ける権利及び教育基本法第4条により、国と地方公共団体経済的理由によって就学が困難なものに対して、就学の措置を講じなければならないと規定しております。この就学の措置を講じるためにも、裾野市の鈴木忠次郎育英奨学金の利用、返済方法などを変更して、使い勝手のよい市独自の奨学金制度の創設を考えてはいかがでしょうか。貧しい家庭で育っても、夢をかなえることができる。そのために希望する誰もが高校、専修学校にも、大学にも進学できる環境を整えなければならないと、亡くなられた安倍首相の言葉でございます。  そこで、伺います。(1)、夢をかなえるために、当市の奨学金を活用し、在学中に自分が希望する職種の資格を取った者が、卒業後に当市に戻って働き、納税をし、結婚して家庭を持ち、家族が増えることによって、当市の定住人口が増加し、税収が上がる。そのような当市への貢献に対して、市が決めた一定期間を返済した後には、返済を免除するなどの裾野市独自の貸与型から給付型へ切り替わる地域貢献型奨学金制度の創設について考えてみてはいかがでしょうか、当局のお考えをお伺いします。 ○議長(中村純也) 答弁を求めます。  教育部長。 ◎教育部長勝又明彦) 給付型奨学金の創設については、移住や定住担当など産業や福祉の関係部局を巻き込んで議論していく必要があると考えておりますが、現状では将来を見据えた原資の確保の視点から実現は難しいというふうに考えております。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) 教育部長はちょっと勘違いしているのかなと私思うのですけれども、最初から給付型奨学金を検討したらいかがと私は言っているのではありません。この質問については、平成26年に一般質問しております。奨学金の原資の確保の観点から考えて難しいとのお答えは、8年前と変わっておりません。関係部局を巻き込んでの協議をしているとは全く感じられない。すみません。裾野市のトップが代わったことによって、市民目線での施策に大きく変化した点、大きく変化しようとしている点については、大変歓迎をしております。その中での議論があったのならば、この質問はしないのですけれども、実現は困難であろうという先ほど教育部の答弁でしたが、先ほど産業や福祉の関係部局を巻き込んで協議するというような話もありました。これは移住定住の話でしょうか。移住定住だと違うかもしれませんけれども、産業ということで産業振興部お答えいただけますか。 ○議長(中村純也) 産業振興部長。 ◎産業振興部長鈴木敬盛) お答えいたします。  議員ご提案の趣旨は、大学や短大、専門学校などの学生さんが、卒業後に当市にUターンやIターンを果たし、市内企業等一定期間就業することを条件に奨学金の返済を免除する制度、あるいは返済の一部を助成したらどうかという制度であろうかと理解はしております。このような制度の導入については、これまでは検討したことはございません。いずれにしましても、財源の確保が課題になろうかと思いますので、慎重に見極める必要があろうかと考えております。  以上であります。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) 大体予想した答弁なのです。  それでは、(2)へ行きます。奨学金について国の政策は、年々大きく変わりました。昭和59年には、貸与希望者の増大により、有利子奨学金が創設されました。そして、平成29年には、経済的困窮により進学を断念することがないよう、我が国で初めて給付型奨学金事業が導入されました。同年には、無利子奨学金について貸与基準を満たす希望者全員が貸与を受けられるよう拡充されたことは大変喜ばしいのですが、当市の奨学金希望者にとってはまだまだ十分な支援とは言えないと思っておりまして、進学希望者へ市の奨学金を借りていただくような積極的な働きかけは、私は見受けられないと感じております。  過去3回一般質問しましたけれども、地域貢献型奨学金の創設は原資がないということで、残念ながら前向きな答弁は得られませんでした。子供への投資は、まさに将来返ってくる投資と考えてみてはいかがでしょうか。  ア、質問します。現在の当市の鈴木忠次郎育英奨学金の総額及び毎年利用されている金額などは幾らなのか、お分かりになりますか。 ○議長(中村純也) 答弁を求めます。  教育部長。 ◎教育部長勝又明彦) 鈴木忠次郎育英基金の総額は1億1,600万円です。毎年の貸付けについてですが、年度によって差はありますけれども、過去10年を見てみますと、おおむね1,000万から1,400万円ほどとなっております。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) 8年前にお伺いした金額とほとんど差のない貸付金額ですけれども、総額が多くなっているのかなと、そういうふうに思います。  イでございますが、例えば総額1億円ある奨学金が毎年1,000万円しか使われていないとした場合に、残りの9,000万円を有効に使って、地元に戻って働き、数年間の返済後に従来の貸与型から給付型に変更した場合に、当市に及ぼす将来的な経済効果というようなものはお分かりになりますでしょうか。 ○議長(中村純也) 教育部長。 ◎教育部長勝又明彦) 先ほども答弁いたしましたが、原資に限りがございますので、給付型の奨学金制度の導入は難しいというふうに考えております。現状の貸与型を継続し、多くの対象者の支援に充てていきたいというふうに考えております。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) 原資に限りがあるということは理解しているのです。多くの奨学金対象者に充てていきたいというようなのも理解しています。ただ、今の貸付金額では10分の1しか活用していないので、何年でも貸し付けられるのです、このままいけば。そうなったときに、ただ1億円が遊んでいる。その1億円をもっと有効に活用しようということは一度も議論していないと、そういうふうに思うのです。もし制度を変更したときによって、奨学金が不足しそうになったときには、市内の企業や篤志家から奨学金の申出があるかもしれない。かもしれないですよ。1億円も余っているから申出は必要ないと思っているのではないかと私は考えてしまうのです。  また、今の答弁では、私の質問に将来的な経済的効果についてのお答えがありません。再度、ここをお聞きしたいと思うのですが、副市長、いかがでしょうか。 ○議長(中村純也) 副市長。 ◎副市長(及川涼介) お答えいたしますが、お答えするのが難しい質問だなというふうに思っております。  まず、今、手元に経済効果について具体的に試算したものがないので、その点についてはまずお答えが難しいです。一般論として、やはりご指摘のとおり、給付型の奨学金があったほうが、それは市民の皆さんにとって、学生の皆さんにとっても喜ばしいことだとは思います。  一方で、教育部からも指摘があるとおり、やはり原資がある中で、原資を将来的にも減らすことなく運用していくためにどういう方法が取れるかということは、別途検討が必要であろうというふうに思います。例えば、今後、企業版ふるさと納税を集めていくといったこともありますけれども、そういった中で集まった原資を使っていくといったことも一つの方法としては考えられるのかもしれません。そういった点についても今後、検討は必要だというふうに思います。  いずれにいたしましても、教育委員会で所管しているものと思いますので、この奨学金をどうするかということについては私からお答えするのはできかねるというふうに思います。  以上です。 ○議長(中村純也) 12番、二ノ宮善明議員。 ◆12番(二ノ宮善明議員) 突然振ってしまって申し訳ありません。  それでは、大体分かりました。質問を終わります。 ○議長(中村純也) 休憩いたします。                       10時39分 休憩                       10時50分 再開 ○議長(中村純也) 再開いたします。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) では、一般質問させていただきます。  大きく4つぐらいですけれども、1番、ヘルシーパーク裾野の誘客力向上についてお伺いします。経営不振で休館していたヘルシーパーク裾野がグランドオープンしました、ちょっと前ですけれども。巷間の温泉好きには、8月に仮オープンしたということは、市の努力として一定の評価を得ています。市の努力と言われています。それは、それでいいと思います。  市民の健康福祉の向上という基本的な目的に加えて、市内への入り込み観光客の増加という観光振興に寄与してほしいという願いもあり、指定管理者任せではなく、裾野市の経営姿勢が極めて重要であると考えますので、何点かお伺いします。これは視点としては、温泉好きで、あちこちを回っているというような人の考えを代弁したつもりです。私自身は、そんなにあちこち回っているわけではありませんが。  (1)、泉質のPRが、すっかりされていないように感じます。全くされていないように感じます。初め、美人の湯という言い方で言っていました。その内容はどうかというと、浸透圧の高い高張性温泉で、入浴効果が高くて、近隣の公営温泉にはない温泉好きへのアピールポイントだと考えております。この温泉のコアコンピタンスは、泉質ではないかというふうに考えます。高張性温泉であるということのPRをもっとしたらどうかということなのですが、いかがでしょうか。 ○議長(中村純也) 答弁を求めます。  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) それでは、小林議員の1の(1)にお答えをいたします。  ヘルシーパーク裾野の泉質は、カルシウム、ナトリウム、塩化物温泉で等張性、高張性ではなく等張性、弱アルカリ温泉でございます。10年に1度実施する温泉分析結果によりますと、平成17年度には高い浸透圧の高張泉でございましたが、平成27年度の結果では等張泉となっております。このお湯はナトリウム、カルシウム、塩化物を豊富に含んでおります。皮膚の新陳代謝を促進し、美肌効果が高いことから美人の湯とされ、適応症として保温力の高さから疲労回復、関節痛、冷え性等に効果がございます。この恵まれた泉質が施設のセールスポイントとなりますので、指定管理者とともに広く市内外にPRをしてまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 美人の湯というふうにあまり最近言っていないように思うのですけれども、それはどうなのですか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 美人の湯という言い方をしていない。こちらでは裾野美人の湯という登録、温泉名称をしてございますので、していないというか、ちょっとPRが足りないかもしれませんが、もともとがそういう温泉でございます。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 10年たったら温泉の泉質が変わったということはよくある話なのでしょうか、その辺りは調べていますか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) すみません。温泉の泉質が変わったことにつきましては、専門家ではないものですから、そこのところはちょっと分かりません。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 分からなかったら調べないと。何でだということは、だってPRポイントが違ってくるのだから。ということで、高張性とは言えない、等張性だということであっても、これはイメージの問題ですから、入浴効果高いのだよということをもっとPRして出していったほうがいいのではないかなと思いますので、(2)番に行きます。  近隣の公営温泉と比較して、料金はどうでしょうか。割高感、割安感、その辺りどうでしょう。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 1の(2)にお答えいたします。  令和2年度に中学生以上3時間以内に利用料金を530円から700円に値上げを実施しております。東部の近隣市町の公営施設では、現在、500円から800円の利用料金となっております。ヘルシーパーク裾野は、市外利用者より入湯税を徴収をしてございますけれども、施設がリニューアルされていることを鑑み、市民が利用する際には妥当な金額であると判断をしてございます。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) その辺りは妥当な金額であるというのは、どうやって判断していますか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 先ほどの話もございました500円から800円の公営温泉ということがございますので、その範囲内に入っているということで妥当な金額というふうに考えております。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 妥当かどうかは、入ってみて、ああ、いい温泉だなと思って、この金額ならいいやというふうに入った人が感じて妥当だということになるわけです。金額の幅が入っているから妥当だということは、全く言えないです。その辺りで聞いているのですけれども、そういうことは考えていますか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 主観の問題も入ってまいりますので、なかなか決めるのは難しい部分があると思っております。ただ、今回、指定管理者代わりまして、温泉についてのアンケートをしてございますので、そういったところも含めてまた検討させていただきたいと思います。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) アンケートの結果ってあるのですか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) これからアンケートは取ります。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) やっぱりさっきも言ったように、入った人がどう感じるかということですので、アンケートを取るということなので、早くやってほしいと思います。お願いします。  (3)、入湯税、さっき話が出ましたけれども、市外の方には課税して、裾野市民は免税ということなのですが、料金に含めて徴収するということは、これできないのでしょうか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) (3)でございます。ヘルシーパーク裾野は、8月6日から新指定管理者となり、10月1日のグランドオープン以降、少しずつ施設の運営が軌道に乗ってきたところでございます。現況、市としましても指定管理者の収支バランスがつかめないため、施設の運営状況を注視しているところでございます。  料金改定につきましては、施設の長寿命化、指定管理者による事業運営会計の妥当性、タイミング等を念頭に置いた指定管理者との議論、検討が必要になります。料金値上げが必要と見込まれた場合には、入湯税を含めた料金設定の可否についても併せて検討をしてまいります。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 入湯税という税目は料金に含めて、つまり入湯税が幾らですというふうに言わないといけないのか、それともこの料金の中に含まれていますというふうに言っていいのかと、そういう話を聞いているのです。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 内書きの料金の表示でも、それは大丈夫だと思っています。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) やっぱり市外の人、市外の温泉好きの意見によると、やっぱり入湯税ってあると、入湯税だなという感じがするらしいのです。だから料金を市民は免税にしますということも、市民に対するアピールポイントにはなるかもしれないけれども、やっぱり温泉好きの市外のあちこち回っているような人には、これは何だというふうに思うらしいので、今の料金の決め方はさて置いて、言ってしまっているからしようがないですけれども、また改定するときにはよく検討してほしいと思います。  (4)に行きます。入湯税、目的ですけれども、当市ではどういうふうに扱いますか。 ○議長(中村純也) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(鈴木努) (4)にお答えいたします。  入湯税の使途につきましては、観光振興、観光施設に要する費用の一部として活用させていただく予定でございます。  以上でございます。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 会計は一般会計にそのまま入れて、その中から使うという、そういうことでよろしいですね。 ○議長(中村純也) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(鈴木努) 議員おっしゃるとおりでございます。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) (5)に行きます。近隣の温泉と比較して、アメニティーの充実はどうでしょうか。あちこち回っている温泉好きは、こういったことには非常に敏感で、あそこにはこれがあるけれども、こっちにはこれがないというふうなことになるらしいのですけれども、それはいかがでしょう。
    ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) (5)でございます。こちらにお答えいたします。  同僚議員にもお答えをいたしましたけれども、指定管理者制度の上で運営をしておりますので、制度上、民間の能力を活用して施設を運営していただき、市は必要に応じて指示を行います。民間の能力を生かした提案の上、アメニティー等につきましては指定管理者の株式会社富士開発が自主事業として実施をしております。具体的には、浴室や脱衣場には高級オーガニックシリーズのシャンプー、コンディショナー、ボディーソープや化粧水、乳液等を配置し、有料ではありますが、レンタルタオルや素材にこだわった管内着の準備をいただいており、施設利用者には満足いただけるものと考えております。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 今、自主事業でという話がありましたが、シャンプーやなんか有料になっているわけではありませんよね。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、化粧水、乳液等は、先ほど話したとおり有料ではございません。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) こういったことは民間施設なら当然、だから事業者が考えているとは思うのです。だけれども、やっぱり大本の市がこういったことを気をつけていないと、例えば経営状態が悪くなってきたら安くしてしまうとか、つけないとかいうことにもなりますので、市も常に常に考えていてほしいなというふうに思います。  次に行きます。入場者への健康増進プログラムなどサービスの提供は、近隣と比較してどうでしょうか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) (6)でございます。さきにも述べましたとおり、施設の運営がようやく軌道に乗ってきたところでございます。近隣との健康増進プログラムやサービスの比較をするには、もう少しこれは時間が必要だというふうに考えております。今後、指定管理者の努力により様々な自主事業のご提案をいただけるものと期待をしているところでございます。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) ということは、そういうサービスが提供される場合は、そのサービスは別料金であるという前提で検討するであろうと、そういうことですか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 別料金でという話がございましたけれども、そうではなくて、料金を取る、取らないが、まだそれは自主事業によって変わると思っております。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) これもさっきの話と一緒なのですけれども、指定管理者が自主事業でやるのに任せるというのは、ある程度必要ですよね。ただ、市が何にも関与しないでお任せでいいということではないので、それからあの施設はお風呂だけではないということで造っていますよね。いろいろとにかく健康増進するのだということで造っていますので、その目的は、こういうプログラムの有無で変わってくるはずですよね。だからそういったことは、ぜひ推進してほしいと思うのですけれども、市としては全くノータッチですか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 全くノータッチということではなくて、現在、頻繁に施設のほうを訪れながら、中身の話をしながら、安定した経営に向けて進めているところもございますし、こういった問題につきましては健康増進のプログラムにつきましては、特に最近ではツーリズムの関係もございますので、そういったところも含めて今検討はさせていただいておりますし、こちらからもお話をさせていただいているところでございます。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 10月にオープンしたのですけれども、そういったプログラムを行っていくかどうかというスケジュールのようなものは検討しているのでしょうか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) スポーツのプログラムにつきましては、まだすみません、検討させていただいているところでございまして、年間のスケジュール等はまだありませんが、その都度都度話をさせていただいておるところでございます。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 話をしているということであれば、これまでどんな案が出ているか言えます、説明できますか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) スポーツツーリズムにつきましては、こちらからお願い、協定というか、産業振興部のほうと話をさせていただいて行っているところがあります。それから、先週はクロスカントリーの関係で、一緒にそういった健康増進のプログラムの部分で行っているところがございます。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) それはヘルシーパーク裾野の設備の中で行うことではなくて、いいのですよ、外とタイアップしてやるのもいいのだけれども、ヘルシーパークの中で行う健康増進プログラムのようなものは、まだこれまでは話をしていない、これからする予定だということでいいですか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 中ではなく、外との協定の今話をさせていただきました。内部のお話であれば、マッサージをやってございますし、自主事業の中でいろいろ提案を受けているところございますけれども、まだそれができていないような状況もございます。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 自主事業として提案を受けているけれども、できていないというのは、どこができないのですか。市ですか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 先ほども述べましたけれども、自主事業の提案一応ございますけれども、それができるか、できないかという話がございますので、まだこの話をということは、この場では申し上げられませんけれども、提案は幾つかいただいておるところがございます。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) できるか、できないかは、市が判断して決めるのですか、それとも……相談して決めるのだろうと思うのですけれども、できるか、できないか分からないからと言っていたら、いつまでたってもできないですよね。そこのところはどうなのですか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 当然両方、市と指定管理者と話をしながら、これはやっていくものでございますけれども、提案を受けていますけれども、まだ相手先のほうの準備が整っていないという状況でございます。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) では、相手先のというか、指定管理者の準備が整えばやっていく方向だということですか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 当然自主事業でこれをやりたいということである程度提案いただいていますので、それは指定管理者がやる話になってくると思います。当然スタートを切ると思っています。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) だからお任せでなくて、どんどんやる方向で推進をしてほしいというのがこの質問の意図ですけれども、そこはどうですか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 先ほど来お話をさせていただいておりますけれども、経営の安定性をしっかり担保した上で、そういった自主事業を展開してほしいという話をこちらではしております。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) (7)番に行きます。親子連れなどには、プールの魅力は大きいと思います。現存する施設ですから、それをできるだけ利用するということも必要な観点かと思います。プールも利用可としたほうがいいのではないかなと思うのですが、そこのところはどうでしょう。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) (7)でございます。プールの利用に関しましては、これまで指定管理者の公募に当たり、議会でもこれは説明をさせて、ご納得いただいているところと思います。ヘルシーパーク裾野指定管理業務仕様書の中の21特記事項の(1)、プールゾーンの利用については、特定天井部分が建築基準法の既存不適格であるため利用はできないものとしておるところでございます。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) それは聞いています。ただ、いつまでもそれでいくのですかという、そういう話です。必要な防護ネットとか張らなければいけないかもしれませんが、もしそうであるならば、天井が駄目だから使う予定はないということであれば、何かもう潰すというわけにもなかなかいかないかもしれないけれども、ずっとあのプールの入れ物を置いたままで置いておくということになるという考えでいるのですか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 当初の提案というか、募集の中での話が、まずそういったところがございます。そこを募集要項の中に入れていないというのが一つございます。ただ、先方からもそういった話は来ておりますので、そこは柔軟に考えていきたいと思いますけれども、すぐにすぐこういったものができるということではないと思っておりますので、十分な検証、検討の上に事業を当てるのであれば、事業化をしないといけないと思っております。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 極端な言い方だけれども、屋根があるから落ちてくるのなら屋根取ってしまうとか、いろいろ考え方はあると思うのですけれども、そこのところが駄目だと、次の(8)番の質問ができないのですが、(8)番、取りあえず聞きます。やっぱりプールというのは、お風呂ではなくてプールですから、健康増進プログラムとしては使い道が多いですよね。以前もやっていました中で歩くとか、やっぱり泳がないとプールではないですけれども、そういったサービスの提供って考えられないですか。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) (8)のお答えをいたします。  先ほどの答弁と同じでございます。特定天井におきましては、修繕がこれは必要になります。ヘルシーパーク裾野指定管理業務仕様書にて、今回の指定管理期間においてプール営業を行えないものと定めているため、プールを利用したサービスの提供は予定をしてございません。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 将来の課題ということで検討してください。  次に行きます。(9)番、現存する施設をできる限り経営資源として生かすためには、レストランは見逃せません。これオープン当初から言われている話なのですけれども、入場料を払わないとレストランに行けないという状況ですよね。そうでなくて、食事だけの利用者は利用可というふうにすれば、それが食事だけの利用ができるというふうにすれば、相当数見込めると考えられます。温泉好きでなくても、おいしい食事が提供されれば、それは魅力があります。その方向で検討を進める気はないのでしょうか。何か一時休館していて再開するときに、そういった要は集客力、誘客力の向上も考えるという話で、レストランも考えるかなと思っていたのですけれども、そこのところどうでしょうか。 ○議長(中村純也) 答弁を求めます。  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) (9)でございます。ヘルシーパーク裾野は、8月6日から新指定管理者となり、10月1日のグランドオープン以降、少しずつ施設の運営が軌道に乗ってきたところでございます。週末には来館者のレストラン利用も増加をしてきております。レストラン営業は、指定管理者による自主事業となります。指定管理者からの提案を受け、今後の方向性を定めたいと考えております。中でも近隣飲食店との関係性や外部からのレストラン利用者の入場管理等の課題もあるため、今後も継続して丁寧な協議を行う必要を感じてございます。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 今後も継続してというけれども、開館当初からこの話言われているわけですよね。入場料を払わないと食事できないという状況は、そこにレストランがないのと一緒なので、やっぱりかなり影響があると思うのです。それを指定管理者からの提案を待ってということなのですが、裾野市として観光振興の面からも進めていったほうがいいと思うのですが、そこのところ姿勢の問題かな、どうでしょうか。要は、お客さんを引っ張ろうと思うかどうかと、そういうことですけれども。 ○議長(中村純也) 市長。 ◎市長(村田悠) お答えいたします。  議員おっしゃるとおりだと思います。あの中のレストランも観光資源の一つであるというふうに思いますし、ゴルフ場もそうなのです。ゴルフやらなければお昼が食べられないではなくて、あそこのゴルフ場のレストランはおいしいからゴルフ場のレストランへ行くみたいな感覚で、今日は温泉入らないけれども、あそこの食事おいしいから行ってみようといういろいろなグループがあっても私はいいと思っている。いろいろな使い方を提案していただくように、当局から働きかけをしていくようにしていきます。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) そういうことだと思います。  (10)番に行きます。条例がそうなっていませんので、必要に応じて条例も改正すればいいと思います。指定管理者の意見も入れて、それから利用者の嗜好、それから利便性、また観光振興という観点を入れて、改正を検討してはどうかと思うのですが、これ必要なら改正するのにやぶさかではないという返事が来るだろうと思うのだけれども、その方向で大きな目的としては観光振興、入り込み客を増やすということが、やっぱり裾野市の活性化にとって重要なので、ただお風呂に入れればいいということだけではなくて、こういう条例改正をしていって、極端に言えば条例改正だけしていって、現場が追いつかなくったっていいわけです。  例えば入ることができるようにすれば、例えば食事もできるようにするという条例改正があって、まだ現場ができなくても、できるようにするという条例であれば、条例に反することもないというような改正の方法もあると思うので、これひとつ条例改正は議会の把握している領域なのですけれども、議会だけでこれ決めるには実はちょっと荷が重いなというふうに思います。やっぱりここに書いてあるように指定管理者、利用者、嗜好、利便性も考えて、また当局の皆さんの知恵を入れて改正していくべきだと思うのです。それ早急にやったら、進めたらどうかと思うのですが、いかがでしょう。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) (10)でございます。こちらにお答えいたします。  市長が、この間、同僚議員にお答えした内容と重複をしますけれども、ヘルシーパーク裾野は条例上、市民の健康増進施設であり、そのため現在は健康福祉部で所管をしてございます。実際の利用は、市民が4割、市外の方が6割ということをこの間も発表させていただきましたけれども、そういったところで観光施設としての比重が非常に高くなっております。  また、指定管理事業者からも周辺施設とのコラボレーションを含め、観光施設としての運営を行いたいとの相談もこちらは受けてございます。さらに、産業の部門から先ほど話ございました準高地のトレーニングでの疲労回復のための温泉活用ということでコラボ事業、あるいはクロスカントリーの事業等々を実施しておるところでございます。ヘルシーパーク裾野、梅の里のみならず、周辺施設の活用により、一大観光拠点としたいとの意見を受けております。  法令上の設置目的、健康施設の位置づけ、これは変えられることができませんけれども、市長より観光にもっと重きを置いた運営への移行の指示を受けてございます。そういったところも含めて、観光部門での運営をとする例規改正を今準備をしているところでございます。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) お節介なようで、言いますけれども、健康福祉部だけではできないから、当然産業振興部のほうも入れて検討するのですよね。 ○議長(中村純也) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長石井敦) 産業振興部のほうと話をしながら進めてまいります。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) ぜひやってください。  大きな2番に行きます。県道仙石原新田線改良拡幅です。県道仙石原新田線の改良拡幅を早期に完成するべく、地域一体となって県に働きかけていってほしいというのが、この質問の趣旨です。(1)、促進期成会の動きはどうでしょうか。 ○議長(中村純也) 答弁を求めます。  建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) (1)についてお答えします。  令和4年2月議会での小林議員の一般質問お答えしましたとおり、仙石原新田線の早期全線整備に向けて、整備促進協議会を設立いたしました。市議会の皆様には副会長並びに相談役としてご協力をいただき、感謝をしております。設立以降、要望活動において静岡県に対し、裾野市の仙石原新田線への思いや早期完成を望む声が以前にも増して強く届いていると感じております。事業を進める上で支障となっていた懸案事項も解決のめどが立っていると聞いております。今後の事業進捗に期待しているところであります。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 促進協議会ですか、協議会は開かれましたか。 ○議長(中村純也) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 人を集めて、会員の皆さんを集めての協議会は開催しておりません。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) やっぱり関係者集めてやりましょうという声を出すことは、姿勢を示す意味でも、もちろん報道にもそれ出してもらって、必要だと思うのです。やってほしいなと思うのですが、どうでしょう。 ○議長(中村純也) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 運営の仕方は、また今後、検討事項があります。主には、四役に当たる方が動いていただく。さらには、相談役、顧問もそろえております。就任していただいておりまして、総勢45人というような大きな人数になっておりますので、運営の仕方、また検討してまいります。 ○議長(中村純也) 市長。 ◎市長(村田悠) 総勢45人ということで、議会もそうですが、地元経済界、そして役所も含めて地元の熱意というものを対外的に見せていかなければいけないというふうに感じています。ベクトルを合わせて早期開通できるような見せ方をできればいいかなというふうに思います。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) やると、こういう課題があって、それを推進するのだというふうに決めたらば、その内容が進む、進まないにかかわらず、次の検討課題ですねというふうな話でもいいから、とにかく会議を開いて、やりましょうということを確認するだけでも、それを報道するだけでも結構いいと思うのです。だから進めてほしいなと思います。  さっき課題の解決についても進展が見られるということだったのですが、それは保安林の話ですか。 ○議長(中村純也) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) ご質問のとおり、保安林の解除どうなっていくかというところで聞いております。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 保安林は県で解除できるのですか。林野庁でしたっけ、何かどこかの国のほうで受け取らないと駄目でしたか、そこのところはどうなっています。 ○議長(中村純也) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 詳細はちょっと分からない部分がありますが、県のほう主体で動いていただいております。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 県のほうが主体で動いてくれているのはいいけれども、やっぱり状況を把握していてほしいのです。保安林の解除ができるのならできるで、2023年3月にできるのか、もっと後になってしまうのか、そういったところやっぱり重要なことなので把握しておいてほしいのですが、それお願いできますか。 ○議長(中村純也) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 当然そこの地権者の方がいるという中で、動向のほう、こちらのほうは県と情報共有をしていきたいと考えております。
    ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 県との情報共有は聞くだけでいいのだから、早くやってほしいのだ。それを年度内になんていう話ではなくて、聞いてほしいなというふうに思います。どうですか。 ○議長(中村純也) 小林議員、(2)にだんだん近くなってきていますから、移動してどうですか。期成会から外れていますが。 ◆16番(小林俊議員) 県に働きかけてほしいというところを言っているので。 ○議長(中村純也) 聞きますか。 ◆16番(小林俊議員) 今の話、保安林の解除がどういうスケジュールでいっているか聞いてくれという話です。 ○議長(中村純也) では、答弁を求めます。  建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 県のほうが主体で進める中で、地元の対応、そのようなものに県のほうが市に協力を求める、頼られるような存在になりたいと思っています。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) よろしくお願いします。やっぱり現場だから、県よりは、ここの現場だから、現場のほうがよく知っているから分かっているはずなので。  (2)に行きます。これ近隣自治体とのベクトル合わせはどのような状況かということで、これやっぱり裾野だけではなくて、御殿場とか三島とか、そういった本当の近隣の自治体も関係があると思うのです。特に例えば神奈川県箱根町とか、そういったところも考えられるので、近隣の自治体とは何か話をしているかどうか、そこのところはどうでしょうか。 ○議長(中村純也) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) (2)でございます。静岡県の動きですが、神奈川県や箱根町との連携は具体では進んでいない状況と聞いております。この県道の整備は、観光や防災など多方面で広域での効果が期待されます。裾野市としましても事業の進捗に合わせて、静岡県と調整しながら今後に備えていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 県道仙石原新田線について、御殿場市とは話はしていますか。 ○議長(中村純也) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 直接は県道仙石原新田線については、特別な協議の場は設けておりません。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 農免道の延伸規定の延伸ですよね。療養場のところまでは5年程度でということで、あの道路はやっぱり御殿場市から見ても、農免道が延伸されて神奈川に通ずれば、御殿場から見れば乙女もありますけれども、こっちのほうが直接箱根に行けますから、同じぐらいか、行けますから、御殿場も関心があるはずだと思うのです。大勢のほうが声が大きくなりやすいので、場合によっては御殿場に行って、御殿場も声出してくださいというお願いをすることもできないことではないと思うので、そういったところのやっぱり協力は必要だろうなと思うのです。それ進めていってほしいと思うのですけれども、どうでしょう。 ○議長(中村純也) 市長。 ◎市長(村田悠) 広域的に進めていくと、地域にとって必要な道路だよという認識を持っていただくことも大事だというふうに思っています。私、今駿東の市長会の会長を務めていますので、このような議題も上げてみたいなというふうに思います。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) ぜひお願いします。 (3)、裾野市民のPR、こういうことがあるのですよ、これができればこんなふうによくなりますよというふうな呼びかけ、働きかけPRはどんな状況でしょうか。 ○議長(中村純也) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) (3)でございます。仙石原新田線、そして深良用水を生かした地域活性化については、深良の区長会、深良支所が中心となり、仙石原新田線に親しみと愛着、興味を持ってもらうように道路の愛称が決定しております。11月13日に予定されていました深良地区コミュニティまつりの中で発表する予定でしたが、残念ながら中止となりました。愛称の発表の機会を失いましたが、深良支所と連携し、仙石原新田線についての市民へのPRなど事業推進に向けた取組について研究してまいります。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 仙石原新田線は東西南北のクロスポイントを形成する重要な道路という位置づけなので、深良だけではないのです。深良の人間はなじみ深いのは、それは地元だから当然なのですけれども、深良だけではないので、何かもう少し裾野市民全体に働きかけてほしいなと思うのですが、何かできますか。 ○議長(中村純也) 建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) 全体の事業促進という部分では、まず県のほうへの要望、そちらのほうに今注力しているところでありますけれども、どんどん加速という部分では、今議員おっしゃるとおり、市民の熱、そういったものもぜひ必要なところでございます。今まだ研究段階ではありますけれども、深良地区ですばらしい名称をつけていただきましたものですから、この名称などを生かしながら展開したいと考えております。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) この件で議会で手伝えることがないかというのですが、議員個々でもいいですし、例えば議員の中で賛成をする有志の連盟つくってもいいので、何か議会で手伝えることがあれば言ってもらえば僕ら一生懸命やると思うのですけれども、そこのところはどうですか。 ○議長(中村純也) (4)の答弁を求めます。  建設部長。 ◎建設部長(篠塚俊一) (4)についてお答えします。  事業の推進を望む地元や当市にとって、議会で手伝えることはないか、このような呼びかけは非常に心強く感じるところであります。特に深良地区の議員の皆様には、地元からの要望や意見などもあると思いますので、間に入っていただき、調整役としても期待しております。また、事業の進捗に合わせ要望活動など、さらに強化する場面も出てくると思いますので、ぜひお力をお借りいただければと考えておりますので、ご支援をよろしくお願いします。  以上です。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) 僕らはむしろ旗を持っていくようなことを進んで喜んでやりますから、ぜひお願いします。  3番に行きます。スプリンクラー問題です。これに関しては、お金が必要になった場合に、こんなお金の集め方もしたらどうだという提案なのですけれども、スプリンクラー問題非常に複雑で、行き先もどうなるか分からないし、それからここでもって議会の一般質問に答弁したことが、何かうまくない結果をもたらすということも望まないことですので、この問題は、すみません、答弁を求めません。お願いいたします。  ただ、提案としては、クラウドファンディング等のお金の集め方も検討したらどうだということでございます。そういうことの検討も進めておいて損ではないかなということですので、よろしくお願いいたします。  4番に行きます。財政非常事態宣言を取り下げようということです。一昨日ぐらいで、鈴木部長が、この宣言は裾野市に来ないでくれという意味であるというふうに言っていたので、そのとおりだと思うのです。この宣言は世紀の愚策です。私たちとしては、それを止められなかった議会の責任もあると思うのです。やっぱりそれはおかしいのではないかとか、議決事項ではないけれども、こういう宣言を市がすることを止められなかったというのは、やっぱり議会の責任もあると思うので、その責任は感じます。  ただ、そういうことをその時点に戻れないので、もう今となっては取り下げましょうよという提言をさせていただきます。今この時点で何も困らないですし、行財政構造改革のめどが立ったらという話もあったようなのですが、行財政構造改革って不断の努力で続けなければいけないことなので、そういう何かぶち上げてやらなければできないものではないですよね。だから無駄をなくして、必要なところに資源を投入するというのはもう当たり前のことなので、この宣言は早めに取り下げましょうということですが、いかがでしょうか。 ○議長(中村純也) 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(鈴木努) 大きな4、財政非常自体宣言を取り下げようと、こちらについて回答いたします。  財政非常事態宣言の取下げについてとのことですが、過日、同僚議員へのご質問の回答と少し重複する部分もございますが、お許しください。財政力指数が令和2年度で0.99となり、1を切りまして、全国でも上位であった平成20年度の1.606と比べますと決して豊かな財政状況ではなくなった。加えまして、過去に発行した市債のピークを迎える時期に来ておるということ、公共施設の大規模修繕、それから建て替えを実施していく必要があるといったことなどに加えまして、第1期行財政構造改革実施後も財政調整基金に依存した財政運営から脱却ができていないことなどを理由に、実質単年度収支の均衡を目指し、令和3年2月15日に財政非常事態宣言を発出しております。  議員、今ご質問でおっしゃられますように、行財政構造改革、それは当たり前のことだよねと、いつでもやらなければいけないことだよねと、これは私ども職員も肝に銘じておるところでございますが、令和4年度において議員ご提案の取下げの段階ではまだないのかなと、このように考えております。  財政非常事態宣言は、市民に不安を与え、転入を検討している方に抵抗感を与えるなど影響は及ぼすものであるという認識はしております。このことから5年間という年数にとらわれず、なるべく早期に財政非常事態宣言下から脱しなければならないと、こういう思いで取り組んでおるところでございます。  以上でございます。 ○議長(中村純也) 16番、小林俊議員。 ◆16番(小林俊議員) そういう答弁になるのだと思いますけれども、本当のところは0.9とか1.0とかいうふうな財政力指数でお金がありませんなんて、うちは貧乏ですという自治体はほとんどないのです。0.2とか0.3が当たり前なのですよね、日本の地方の自治体では。そんなことは分かっていて言っている話だからいいですけれども、なるべく早くこういう害のあるものは、害のある看板を下ろして、こんなものないところで頑張っていきたいと思いますので、頑張りましょう。よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(中村純也) 以上で一般質問を終わります。 ○議長(中村純也) 以上で本日の日程は終了いたしました。  これをもって散会いたします。                       11時40分 散会...